医療過誤のトラブル相談は弁護士や専門の窓口に

相談相手を探す

病気や怪我などで病院を訪れるときには、そもそも訪れるきっかけとしては素人的な判断があるものですが、実際の診断や治療方針などについては、医師の判断に大きく依存します。 もちろん、詳細な説明が求められるものですが、その内容を完全に理解することは現実的ではありません。それでも、怪我や病気が完全に治れば問題ないのです。 一方で、説明の段階で腑に落ちないことがあれば、現在では、他の医師の意見を求めるセカンドオピニオンの制度もあります。これは、事前に治療方針をチェックする制度でもあります。また、医師によって複数の選択肢がある際に、その中から、本人が適切に選択することが出来る機会を設けるという機能もあるのです。

結果的に病気や怪我が完治しなかった場合には、医療過誤の可能性もあります。このような医療過誤について相談するには、専門的には医師や病院を利用するのが適切ですが、どうしても医師側よりの相談結果となることもあります。 そのようなことを避けるためには、医療過誤を専門とする弁護士などに相談する方法があります。これにより、法律的な視点から回答を得ることが期待できるのです。 医療過誤専門の弁護士といっても、簡単に見つかるものではありません。そこで、自治体で行われる相談会を利用するのも一つの方法です。また、地域の弁護士会に問い合わせることによって、そのような問題に詳しい弁護士を紹介してもらう方法も考えられるのです。

近年、医療過誤がマスコミ等のメディアに取り上げられる機会が増えています。特に話題になったものと言えば、患者の取り違えによる死亡事例や、不適切な処置による死亡事例があります。このような医療事故が取り上げられるようになったことにより、人々による医療に対する不信感は増大し、権利意識の高揚という現象が起こりました。そのため、年間の医療過誤に対する訴訟件数は増加しています。具体的には1995年には年間488件だったものが2010年には793件、ピーク時の2004年には、1110件となっています。 そのような経緯もあり、今後も医療過誤にあった際に訴訟に発展する数は増加、もしくは高止まりが予想されます。ただし、中には医療過誤かどうか微妙な判断が必要な事例も見受けられるため、まずは医療問題に詳しい弁護士と相談をする必要があります。

弁護士は、法律的には様々な法律関係に対して相談業務を扱えることが、弁護士法等に定められています。しかし、その対象範囲が膨大であるため、実際には弁護士ごとに得意領域や、扱っている領域が異なります。したがって、医療過誤に対する紛争について相談する際は、医療分野に詳しい弁護士に相談する必要性が高いです。特に、医療分野においては、法律的な知識のほかに医療的な知識も必要としているため、特殊性の高い分野です。 では、どうやってそのような弁護士を探すかと言えば、インターネットを検索することが一番簡単です。弁護士事務所は自前のサイトを、ほとんどが持っています。そこには、扱っている案件についての説明がなされていることが通常です。そうして、見つけ出した弁護士に相談を持ち込むことで、医療過誤についての適切な見解を得ることが可能となり、紛争解決に資することとなるでしょう。